たった一人の委員会

多くの方々の役に立つ貴重な情報を満載!

■ 「おかしいこと」を「おかしい」と思う気持ちを忘れないで

私は何度か転職をした経験があるのですが、ある時、転職してすぐに、この会社には馴染めないと思ったことがありました。

新しい会社で、まだ日数も経っていないのに、こんな風に思うのは、私が我がままだから?

そう思った私は、以前の仕事で一緒になった方で、職場が変わって離れてしまってからも、いつもあてにしてきたその先輩に、実はこんな・・・と、メールで相談をしてみました。

そこの会社では、仕事のために物品を個人のお金で購入した後に立て替え払い分を請求すると、代表社の奥様がイヤ~な顔して長々と。
金額は数千円でも。数十円の時でも何のかんのとお言葉があり、無駄な時間を要してしまいました。
それでは、と、数万円の物品購入の際には事前に了解をえようとしたのですが、今度は「月末締めの翌月末払いにしなさい」とのお言葉。「一回一回現金で支払うより、そうするほうがいいんです」と、元会計事務所勤務だったという奥様のお言葉。
(会社にとっては逆ですよ、よくないですよ。この金額で翌月末払いなんて言ったら、「資金繰り、相当厳しいの?」って疑われちゃいますよ。)こう思ったんですが、そこまで親切に教えてあげることもないと判断しました。

そこからは過去に何度か購入した実績があるというけれども、購入先のほうではこちらの社名さえ知らない状態。
そもそもその店のお得意様でもないのに信用取引なんて、そう簡単に購入先にお願いできる話ではないでしょう。
さらに無駄な時間を費やすことになると覚悟のうえで、奥様には「それは無理です」と答えるしかありませんでした。

なんて自分勝手な会社なんだろう、謙虚さと言うものが全くない、私はそう思ったのです。
そして、これではとてもやっていけそうにないなと。

そんな私からの問い合わせに、先輩は丁寧に答えてくれました。
以下、先輩からのメールに手を加えずそのまま、掲載します。

~ ~ ~ ~ ~

メールありがとうございます。こちらも蒸し暑くてバテ気味です。お互いにですが、頭と体がおかしくならないように気を付けましょう。

社長の奥様がうるさそうですが、その人も一緒にお仕事してますか?そして、社長も同じく細かいですか?
世の中には色々な人間がいた方が良いとは思いますが、仕事に関しては、そのブツクサの受け側が十分な経験も資格も有しているというのに、そんな細かいことさえ任せられないなんて、随分ウツワの小さい上司、或いは上司の奥様なんだなぁ…というのが第一印象です。

自己資金で会社を経営、運営していくのは、雇用されている側からは想像し難いストレスがあると思います。一人で自営業ならまだ気楽ですが、人を雇ってる場合は日々の人間性が問われます。
雇用側が、知性と、資金的・精神的な余裕を併せ持っていれば、また違うのかもしれませんが、どちらにせよ、自分の頭で考え、自分の意見を反映させようとする人は、目の上のタンコブと捉えられがちです。

「お金を欲しがるような人間は醜い」「黙って真面目に働くのが美しい」…教育全般が、黙って言われたとおり、真面目に会社で働くような、そういう人間を作るためにあるように感じます。
そういう考えを多くの国民に植え付けることで、誰が得をするかというと、既に「力」を持っている人。政治的な力であれ、経済的な力であれ、そういうものをすでに持っている人々にとっては、黙って言いなりになってくれる「優秀な人材」が多いと助かります。

逆に「自分の力で稼ごう」という人が増えては困ります。そうなると、従順な社員どころか、競争相手になりかねないから。

ちょっとずれますが、なんだかヘンと感じた時に参考になるかもしれない考察、下へ貼り付けます。とっくに存じなのかも…。:

イグノーベル賞を受賞した、ダニング-クルーガー効果(Dunning-Kruger effect)…未熟あるいは能力の低い個人が、自らの能力、容姿、発言・行動などを、実際よりも高く評価してしまう認知バイアス。

自己の「愚かしさ」を認識することのメタ認知(公正かつ冷静な振り返り)ができないことによって生じる。

コーネル大学のデビッド・ダニングとジャスティン・クルーガーの説:
「高い能力」を持った人物の誤較正は、「他者」に関して見誤ることに起因する。

一方、「無能な人物」の誤較正(実際の能力の過大または過小評価)は、「自己」に関して見誤ることに起因する。
(コメント: 上の「他者」と「自己」には天と地の差が有ります。天にはちょっとやそっとでは成れませんが、そういう人たちとの出逢いは数多くありました。個々に必要なのは、地の方に傾かないよう、常に自己チェックすることかなと考えます。)
http://ddnavi.com/news/246477/ ←同じ考察、別アングルからの説明

* * * * *

どう思いますか?というご質問だったのでお答えします。

私だったらそんなとこすぐやめます!

~ ~ ~ ~ ~

■ でも、会社、辞められる?

会社を辞めたいと思っても、そう簡単に辞められない。

それはなぜ?

ほとんどの人について言えること、それは現状に不満があるからといっても、すぐに会社を辞めるということにはつながらないことでしょう。

私たちの心は、心理的なメリット(不快から逃れて「楽しさ」を得ること)と経済的なデメリット(これから先、今と同じ生活を続けていけなくなる可能性)との間で揺れ動くからです。

「辞めたいと思ってもやめられない」、これを言い換えると、「新しい世界に飛び出したいと思っても、飛び出せない」となるのではないでしょうか?

こう言い換えてみると、経済的なディメリットと、それに起因する心理的な不安を解消できれば、新しい世界に躊躇しないで飛び出していける、という結論になりそうだと思うのです。

そして先輩からメールをもらってから一週間が経って、私は新しい地平線に立っていました。

■ 長期的プランと短期的プラン

転職サイトなどでは、資格や免許の取得が近道というストーリー展開となるのでしょうが、私は「そんな悠長なことは言ってられない派」。

「今日で職を失いました。明日からどうする?」ってなっても、当面困らない、むしろ、突然やってきたこの自由時間をどうやって活用しようなんて思うゆとりを作る方法を、このサイトでみなさんにお勧めしたいと思っています。

資格・免許、それはどちらかというと長期的な対策と言えると思うのです。
一年後、あるいは二年後には、この資格で勝負するゾ!
そう思いながらコツコツと準備を重ねていくもの。
今の仕事を続けながらでも、休暇を使って講習に参加したり通信講座を利用したりもできそうですよね。

私がみなさんにお勧めしたいのは、そのまんまでも「まずは、困らない」ためのもの、つまり、短期的プランに属するものなんです。